LETRASETとCOPICの分離の比較です。
*LETRASETとしては販売終了していて現在はW&Nブランドで出ているようです。
分離しやすいと言われている紫色を比べてみます。
手持ちの中から似た色として
LETRASET :V626-Amethyst (上)
COPIC :BV17-Deep Reddish Blue (下)
を選んでみました。
紙はコピー紙(左)とユポ紙(右の小さい紙)を準備しました。
ユポ紙は吸い込まないので分離が見やすそうだと考えたからです。
分離を見たいのでブラシで塗った後に無水エタノールをたらしてみます。
先ずはコピー紙から。
COPICのほうが少し濃い色なせいや二ブの違いもありますがLETRASETは少しふんわりして感じます。
エタノールをたらした部分はどちらも筆跡が残るのですが、LETRASETはぼんやりとした影のようにCOPICは青がくっきりと残る感じです。
COPICの青は沈着しやすいのかな?
次はユポ紙。
ユポ紙は普通の紙と違いインクを吸い込まないので色が薄いです。
どちらも青くブラシの跡が残ります。
COPICには少しくすんだ感じにぶつぶつが現れ、縁に赤がくっきりと溜まります。
LETRASETのほうはよく見ると少しぶつぶつがありますがごく僅かです。
縁とブラシ跡はCOPICと比べるとふんわりした感じです。
*濃いめのくすみとぶつぶつは今回無水エタノールを使っているので出ましたがCOPIC純正ブレンダーだと出ません。
今度はブロード二ブで塗っただけの比較です。
コピー紙から
COPICには白いぶつぶつが残る?というか現れます。
(このCOPICの白いぶつぶつは濃い色や重色で出てきて気になる時がある)
そして僅かに縁に赤みが分離しています。
LETRASETのほうはよく見ると縁に赤みの分離があるようですがCOPIC程目立つものではありません。
ユポ紙は色が薄くなるのでブロード二ブでの差が分かりにくいですが・・・
近くでみるとCOPICに赤い縁が出来ているのですが写真では然程目立ちません。
結果としてはLETRASETのほうがインクの分離が目立たない事が解りました。
現在手持ちのLETRASETは販売終了前にセールで入手。
W&Nブランドでは色数が減ってしまった為手に入らなくなった色もあるのが残念。
ただ英国は送料が米国に比べると安く、(条件によっては国内より安い場合もある)金銭的には個人輸入のハードル低めなのが幸いです。
コメント
Copicの分離について知りたくて検索していたところHitしまして、大変参考になりました。
マーカーについて実践的なブログを書かれている方は意外と少ないので、見つけてとても嬉しかったです。